2013年のある日、優子先生のfacebookのタイムラインでシェアされたこの動画。
「先生!この曲すっごく素敵ですね!」
「いつかやりたいですね!」
すぐに私たちは飛びつき、コメントを書き込みました。
私は2011年の6月からLAKIでフラを始めましたが、先輩たちが踊る曲で絶対にいつかの目標としていた曲が「Maunaleo」と「Kanohonapilikai」で、とにかく毎日毎日しつこいくらい曲を聴き、動画を探しては観ていました。その日より「Ka’a Na Ale」が加わったことは言うまでもありません。
「ハワイ語の歌詞だけれど、どんな内容を歌っているのだろう」
原曲の一青窈さんの「ハナミズキ」は2001年9月11日にアメリカで起こった同時多発テロ事件を受けて作られて一青さんの平和を願う思いが形になったものだというエピソードは広く知られています。「Ka’a Na Ale」はこの「ハナミズキ」にインスパイアを受けたKuanaが3.11を追悼して書いた曲ということですから、この美しくもの悲しい旋律には恐らく、人と人との別れやその大切な方への切ない想いなどが歌われているのだろうなと想像しながら聞いていました。
それからしばらく、、、
2015年1月のある日、優子先生から東京でワークショップが開催される!と伺いました。
そして大人気ですぐに枠が埋まってしまうくらい受講を希望する方々が殺到しているようでした。
私も受講してみたい!と思うと同時に、こんな初心者レベルなのに希望することはおこがましくないか・・・と逡巡もしました。でも優子先生が「コークアみんなで習得しよう!」と仰ってくださったのでお願いをすることにしました。Kuanaから直接ワークを受けられるのだという緊張と、ついに「Ka’a Na Ale」のフラを経験できるのだという興奮とない交ぜな気持ちになりました。
2月21日の土曜日、芝浦のスタジオサキさんへ伺いました。受講者は40名はいらっしゃたでしょうか、結構ぎゅうぎゅう詰めの印象で、皆さんの熱気も感じました。現れたKuanaは鏡の前に座り、「これは僕のリラックスオイルなんだ」と緑のボトルから手にオイルを出して体中にそれをすりこみながら歌詞の説明をしてくださいました。オイルのアロマが漂ってきて、私の緊張も少し解けていくようです。それからまもなくしてレッスンがスタートです。ずっと耳で聞いていたKuanaのコーラスを文字で見て(ずっと歌詞を探してたのですが全く見当たらなかったのです!)、日本語訳を知り、Kaonaの説明を伺い、そしてフリの意味が落ちてきて「Ka’a Na Ale」の世界が徐々に立体になっていくのは感動的な90分でした。
お別れをせねばならなかった人も、私の人生の大切な一部になっている。
これまで出会った人はみんな、私の人生の一部になっている。
そう考えると私という人間は一人だけれど一人ではない。
そして私自身も誰かの一部になっている。
単なる別れの悲しみだけではない、大きな意味がそこにはありました。
そんな世界を描けるKuanaの素晴らしい表現力と、
その感受性を培ったハワイという地への愛がさらに高まる思いです。
このような機会を頂き有難うございました。
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